明石家さんまさんが出演していることで話題になっている自動翻訳機ポケトークのCM。バックで流れているクラシックの曲・音楽は何でしょうか。動画を見ながら紹介していきます。
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目次
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お店で明石家さんまさんが、店員にどちらのジャケットがよいか尋ねていました。
すると突然外国人に囲まれ、「大きな前歯」「歯ではないように見えます」「ほとんど武器です」「あなたの歯に恋した」「その歯が欲しい」と散々いじり倒されるという内容です。
このCMではクラシック音楽らしき曲が流れていますね。
この音楽の曲名について調べてみました。
ポケトークCMで流れている音楽の曲名は「泥棒かささぎ」序曲
ポケトークのCMで流れている音楽の曲名は、「泥棒かささぎ」序曲です。
ロッシーニが1817年にオペラの序曲として作曲したものです。
下の動画では「泥棒かささぎ」序曲の演奏を聴くことができます。
ポケトークのCMに使われている部分は、上の動画の4:27~4:51あたりのところですね。
オペラのお話は、実際にパリで起こった事件が元になっています。
お屋敷の召使をしていたヒロインは一家の銀のスプーンを盗んだ疑いがかけられ、死刑の危機にさらされましたが、真犯人はかささぎだったことが明らかになり、疑いが晴れてハッピーエンドというお話です。
実話の方では、冤罪が晴れる前に刑が執行されてしまったそうです…。
「泥棒かささぎ」序曲は映画「時計じかけのオレンジ」や村上春樹小説「ねじまき鳥クロニクル」で話題
「泥棒かささぎ」序曲を知っている人にとっては、小説が原作となった映画「時計じかけのオレンジ」の印象が強いという反応も見られました。
ただ「時計じかけのオレンジ」という作品は、1971年公開と50年近く前の映画ですが、暴力的表現が多く論争を呼ぶ内容であり、「泥棒かささぎ」が流れていたシーンも穏やかではなかったので、この曲を聴くと不穏な気持ちになるという方もちらほらいました。
ポケトークのCMでは、高級感があって上品なイメージの場面の表現として、曲が使われていた印象があるので、何だか意外ですね。
イヤホンからロッシーニの「泥棒かささぎ」の序曲が流れてて朝から気分いいんだけど、この音源の元は「時計じかけのオレンジ」のサントラだし、映画の中では集団でホームレスをリンチする全然爽やかじゃないシーンなのよ。
— ただのOLにしやま (@working_nsym_) 2017年8月9日
時計仕掛けのオレンジのおかげで泥棒かささぎ聞くたびに不穏な気持ちになるよ、、、
— とだ (@coffee__umai) 2017年10月19日
村上春樹小説では、冒頭で「泥棒かささぎ」序曲が登場しています。
台所でスパゲティーをゆでているときに、電話がかかってきた。僕はFM放送にあわせてロッシーニの『泥棒かささぎ』の序曲を口笛で吹いていた。スパゲティーをゆでるにはまずうってつけの音楽だった。
『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹〈1995〉— 文学作品冒頭bot (@gakio_bot) 2019年6月10日
ポケトークCMで流れている曲・音楽まとめ
ポケトークのCMで流れている音楽の曲名は「泥棒かささぎ」序曲ということが判明しました。
CMで聴く限りでは上品でおしゃれなイメージでしたが、オペラの作品の元になったお話は悲しくなる面もありましたね。
曲を調べているとこうした奥深さや当時の時代背景も知ることができるのがいいですね。
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